赤岳鉱泉をベースにして、3日間の八ヶ岳ハイク。主峰赤岳に登頂し、横岳~硫黄岳と縦走。
3日目は阿弥陀岳に。ようやく心臓部へ。過去に登ってきた北側、南側が一気につながった。
緊張感、高度感のある、梯子や鎖を使う急登もあり、そこで湧き上がるクライマーズハイ的な感覚も山好きな人々を魅了する要素なんだろうなと感じた。
足を進めながら、あ、この景色は見たことあるな・・と小学生のときに訪れた記憶が、うっすら蘇る瞬間があり、懐かしく嬉しかった。
赤岳の雄大な姿や美しい稜線を眺めるのに横岳や阿弥陀岳は最高のポイントで、逆もそうだったり。阿弥陀岳から硫黄岳のベージュの山肌の広がりが見えたり、ちゃんぽん麺を食べた行者小屋が可愛らしく見えたり。素晴らしいモチーフをいろんな高さや角度から眺めるような感覚。
峰と峰が近いことで、自分の高度や地点が変われば、それまで一番高く見えていたところが最高地点ではないことに気づいたり。10分ほど歩くだけで見え方が明らかに変化していく。
山々が見てない間にゆっくり動いてるようにも感じられる。
歩くことが楽しくなる。
「やっぱり八ヶ岳はいいね~」
隣でテントを張っていたおじさんがそう話してくれて・・たくさんの山小屋があっていいねって嬉しそうだった。 八ヶ岳が好きな人はどこが好きなのかもっと知りたくなった。
3日目は、山道ですれ違うとき歩きに余裕がありそうな人に声をかけることをしてみた。富士山みえましたか? どの辺りを登ってきたんですか? 今日はこれから降りるんですか? コースが多彩な事で生まれる、ハイカー独自のコース決めや山行計画があり興味深い。どこに楽しさを感じてるのか、これからどこを目指してるのか、色々と情報や感情を共有することができた。
荷物を軽くしたい・・というのは自分もそうだけど共通の思いのようだ。
富士山~南アルプス~御嶽山~北アルプス