暮らしてるところから一番よく見える八ヶ岳の南端、編笠山へのピークハント。南麓から眺めていると、強い日差しと温かい雨を浴びて、裾野からだんだんと新しい緑が息吹き、色が深まっていくのを感じていた。山が呼んでるようにも思えた。
梅雨の合間のお天気、日が一番長い夏至。まだ気温が高くないのでこの時期の晴れの日は、とても快適に山行を楽しむことができる。色んな色の高山植物が咲き始めて、あと最近の雨で瑞々しい緑をした新芽や苔が綺麗だった。
眺めてよし、登ってよし、の八ヶ岳。けど懐に入りこんでみると、登ることで体感する魅力が本当に多い。頂上に立って感じる赤岳や権現岳、硫黄岳などの連峰は、下から眺めるのとは全然違った迫力や存在感があった。
雲が流れていてスケッチしてる最中もどんどん色が変化する。光を浴びた赤岳は、確かに赤く見えて、だから赤岳なのかとなった。
そしてそれらの峰々を縦走してる登山者は、日帰りの方とは荷物の量とか顔つきとか・・あと何だか分からないけど独特の雰囲気があって惹かれるものがある。髭が伸びてたりそういう見た目もあるんだろうけど、そこが何なのかはまだはっきり言葉にできない。
たまたまそんな方と青年小屋でラーメンを食べて、あの山は良かった、どこそこの登りはきつかった・・などとお話できてそれもまた楽しい時間だった。
小淵沢小学校の生徒さんは学年ごとに高度を上げて、4, 5, 6年生は編笠山の頂上まで登るそうだ。途中しんどくなるとその事を思い出しながら自分にもできる!と言い聞かせ、それでも結構きつく小学生凄いなと思った。
体を山に合わせていく。訛っていた重たい身体は、それにはまだしばらく時間がかかりそうだ。
小淵沢が良く見える
黒百合 美しい
歩荷をされてた
ありがたい