I don't know what dead is
家を出てすぐ裏にあるカラマツの森、そこで過ごす時間がすき。もう何度も来てる。朝カツでスケッチする日もあれば、ボーとしてるだけの時、バードウォッチング、写真を撮る日などなど。暖かくなってきたのでちょっとした休憩に珈琲だけ飲みに来るときも。
野鳥が沢山いて、たまに鹿やリスをみかける。キツネもいるらしい。他にもいろんな動物がいるんだろう。ここで暮らしてるんだな、と感じる。すぐ近くの自分の部屋とはえらく環境が違うなと感じる。あそこも前はこうだったんだろうな。
倒木もあちこちにある。この木はもう根が伸びたり若葉が生えたりしないんだろう。これから先、あと何年横たわっているんだろう。座るのにちょうどいい。鳥がとまったり、虫が歩いていたりや苔がはえてたり・・そこにはささやかなコミュニティがある。座ってる自分も今はその一部で。この木の状態は果たして死んでるって言うのだろうか?とふと思う。
人の世界の言葉の定義はそのまま当てはまらないなと感じる。年老いてもそんなふうに・・まわりを少し支えてささやかな輪を創出する、そんな存在になっていけたらと思う。
森に入って同じ場所にきて穏やかな時間をすごす。目に映るものからふとこれまで思い浮かばなかった考えや、今抱えてる問題の解決のヒントが思いついたりする。部屋で考え続けるより良いことも多い。